みなさま、こんにちは!
高知の小京都、四万十市中村の町家(古民家)再生の記録を綴っています。
他の方々の古民家再生ブログを読んでいると、みなさん苦労しながらも、改修を楽しんでいる様子!
普通だったら更地にして新築で建てることの多いこの世の中ですが、敢えて大変な改修再生を選ぶことには、それなりの覚悟と魅力を感じてのことだと思います。
我が家も、古き良きものから学び、自然とともに長く暮らし続けられる家として改修を進めていきたいと思います。
さて、今日は2階の様子を紹介したいと思います!
1階入り口から入ってずんずん進むと右手に階段が出てきます。
素敵な下駄箱まであります。1階は土間になっているので、こちらで履物を脱いで、下駄箱へしまい、上がっていたのでしょう。
さぁ、早速上がってみましょう♪
階段ってほんとにワクワクしますね♪
ミシミシと不安はありますが、2階まで行くと、
写真左側に3畳の小部屋で、右隣に6畳の床の間部屋となっています。
(風を通すために襖をすべて外してあります。)
窓ガラスは、すりガラスで、4角が角丸になっており柔らかいアンティークな雰囲気を醸し出してくれています。
雨戸をすべて開ければ、思っていた以上に明るいです♪
壁は、全体が薄水色の漆喰壁。私好みです。
天井は特に雨漏りもなく、状態は悪くありませんが、床の間側の柱で朽ちてモロモロになっているところが分かり、柱を継ぐ大変な工事が必要だそうです。
この床の間部屋の隣には、4畳半の部屋があります。
襖を全て外していると、とても広くて明るくなります。
その部屋の周りをくるりと廊下が走っています。
正面の窓からは坪庭が覗けます。
坪庭のお蔭で、部屋には明かりと風が生まれます。
素晴らしい!!坪庭効果!!!
そして、廊下を歩いていくと、
坪庭をくるりと囲むように、渡り廊下となっており、(ミシミシと不安になりながら歩きます!)
部屋がふたつ現れます!
1階の箱階段のある板間(手前)と、だいどこの上にあたります。
こちらはだいぶ朽ちている様子で、窓下の壁の隙間から光が見えるほど!!
奥から見てみると、
このような様子。
なんと左に傾いています!!
これは建物ごと、よいしょと持ち上げて直すことができるそうで、ひと安心ですが、素人からしたら「え~っ!持ち上げちゃったりできるの~???
」と、大工さんにびっくりしました!!すごいですね。
さて、この部屋は畳ではなく、ゴザが敷いてあります。
さすが御座屋さん♪この倉庫で作られたのでしょうね。
こちらの窓からも坪庭がちらりと覗けます。
文豪が本でも読んでいそうな窓辺です!
(注:右に写っているのは幽霊ではありません!天井裏を調べる大工さんの足ですのでご安心を!)
さて、1階へはこちらから
箱階段となっています。わりと急です。。
これでなんとなく2階の様子がお分かり頂けたでしょうか?
さて、ひとつ問題は、上がった階段と同じ階段から降りないと靴がないよ~う!となってしまうことです(笑)。
そういう方用の履物を用意しておかないとですね!!
正面2階は、当初の予定通り、レトロモダンなリラクゼーションサロンにしようと考えていますが、それだけでは勿体ないので、広々とみんなでヨガをしたり、婦人会(編み物会とかおしゃべりしたり。。)など、色々と楽しめるスペースにできたらなぁと思っています。
夫婦の夢ですが、ハンコ屋の店主が元々は調理の仕事をしており料理が大好き&二人とも骨董の器が大好きなので、いつか、月1回くらいの町家カフェもできたらなぁとあれこれ夢をふくらませております♪
民泊も楽しそう!!
まずは素敵な空間ができるよう改修に励んでいきたいと思います♪
まだまだ続きます!
今日も、高知の小京都、四万十市中村の町家再生ブログにお立ち寄り頂きありがとうございます!
ハンコ屋店主の妻