土佐漆喰の塗り方講座に参加!

土佐漆喰の塗り方講座に参加!

皆さん御機嫌よう


先日、土佐漆喰の塗り方講座に参加してきました。

主宰、土佐派の家づくりネットワークス
講師は安芸市の㈲左官松本組の社長松本先生



始めに、土壁の作り方、漆喰の種類、普通の漆喰と土佐漆喰との違い等の説明があり、その後実際の
壁塗り体験に移りました。
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↑壁の構造。
解体を行う前に来ていたら、おそらくまだピンと来てなかったかもしれませんが、既に解体も行っており、土壁も構造を見ながら壊していたので、なるほどなぁとより理解できたと思います。

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↑我が家の土壁とまさに同じ造りの土壁でした!
これと同じ壁をまた造ろうと思うと大変な作業です

粉を水で溶くだけの一般的な糊入り漆喰と、石灰に藁スサを加え発酵させて作った土佐漆喰の二種類を用意してくれていてそれぞれ塗り比べです。

写真の左が普通の漆喰、右が土佐漆喰。色も匂いも違います。

普通の漆喰は本当にお手軽にささっと塗れば出来たのに対して、
土佐漆喰は水で溶いた時の状態の粘りから違うので小分けの板の上に乗せるだけでも難しい!
普通の漆喰のようにベタっとしていなくて、緩いゼリーのような感じにプルンプルンしているので、油断すると壁に付ける前にコテから滑って落ちてしまうのです。
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参加者全員、この土佐漆喰をひょいっと壁にのせる事から苦戦しました!

先生は左手に乗せた板からひょいと取って、壁にぺしっと付けて、しゃしゃっといとも簡単に塗るのですが、我々シロートがそんなに簡単出来るはずがありません。


写真でもわかるようにデコボコしています。


スイスイと楽しそうに塗っていく松本先生の姿に皆思わず「お~~っ!!!」歓声が上がります。


先生の手は厚くてグローブのようなそれは美しい職人さんの手をされていました。
「これでも私は小さい方です」と笑っておられる姿は謙虚で、しかし誇らしげに感じました。
先生はなんと、あの宿毛市にある林邸の左官も務めたそうです。

塗りのコツや上手く見えるコテの捌き方など色々と教わって来たので、町家改修に是非活かしたいとおもいます。
松本先生、ありがとうございました。

今はまだ解体が主なので、漆喰塗りまだまだ先~。早く壁塗りたいです!!!
さぁ、がんばります

今日も高知の小京都、土佐中村の町家改修ブログにお立ち寄り頂きありがとうございます。

はんこ屋店主&おかみ