さらに壁を壊す!!の巻

さらに壁を壊す!!の巻

みなさま、こんにちは!!
高知の小京都、四万十市中村の町家改修の日々を綴っています。

全国的に大雨が続いていますね。四万十川もみるみる水位が上がり、濁流となっています。

こちら普段の四万十川↓

こちら本日の四万十川↓

気になる町家は大丈夫です。ご安心ください。
全国的に被害が拡がっているとのことで心配は続きますが、早く天候が鎮まることを祈ります。

さて、こちらも大雨のパワーには負けていられません!
さらに壁を壊していきました!
前回壊した段階では、壁の内部の木組みを残したまま石膏ボードを貼り、漆喰塗りで仕上げようと考えていましたが、壁の木組みの下に、荒土壁が見えたのでそのまま塗った方が良いのかも、、ということで大工さんに相談してみると、「OK」ということだったので、木組みも壊すことにしました。

見えてきた荒土壁↓

竹組の中へ塗り込んである様子が現れました!

ということでまた、めきめきと壁を取り外していきます!
柱に貼り付けられている壁材も剥がしていきます。
主人はのこぎりでギシギシと壁の角材を切って取り外していきます。
私は、お気に入りのこのミニミニバール(↓写真)を駆使しながら柱に貼り付けられた壁材を外していきます。

細い釘が多いので、ミニミニバールが大活躍♪

金づちで頭をトントンたたいて、壁材をメキメキ剥がします!
なんとも爽快な仕事!!

主人は↓

色々と地道な作業です

そして!BEFORE↓

AFTER↓

写真の角度が違いますが、、(ブログ初心者のため

。さんざん友人Y三さんに写真は撮る場所を決めておくこと!と言われていたにも関わらず。。

つくるのも大変だとは思いますが、取り壊すのもなかなか大変ですね。
それと、天井からワラワラと現れたこの配線たち。。これがじゃまくさい!!う~ん。
主人 「多少切ってもかまんろうか??」
大工さん 「う~ん、それはやめちょった方がえいかも」
ということで、結束バンドでとりあえずまとめておこうということに決まり。
クリーニングでたくさん電気を使っていたからなんだろうか、配線がすごい!!

壊した壁材やら倉庫から出てきたごみやら、廃棄物がたくさんです。
軽トラに積んではクリーンセンターへ通うのですが、だいぶ「業者なんじゃないか??」と怪しまれ、古い家の改修なんです~と何度も笑顔で説明し、くぐり抜けてきました。
いや~あとどれ位あるんだろうか。。まだかなり通うことになりそうです。
ここでごみ捨てのポイント

クリーンセンターでは重さで料金が決まるので、軽くてかさ張るものや、どうしてもゴミ袋に入らないものをクリーンセンターに持って行くようにして、木材など、重いものは、なるべく小さく切ってごみ袋に入れて出すようにしました!
そこでこちらが大活躍!!↓

優しい優しい大工さんが、使っていない電ノコを貸して下さいました!!(ゴミ出しのために切り刻むように貸してくれたわけでは決してありません笑。本番までの出番待ちで、思わぬ大活躍!!)
シャキーンシャキーンと切っていく工業高校出身の主人。頼もしいではありませんか!!

さて、そんな中、古い木材を切っていると、、、

芯部はまだまだ生きているような美しい年輪が見えました!!
表面は朽ちていましたが、材木はこのように保たれているのですね。
もちろんシロアリさんでやられていたり本当に朽ちているものはダメですが、木の強さ、生命力を感じました。
今まで支えてくれてありがとう!!
なるべく使えそうな材木は活用できたらと思います。

この大雨が落ち着いて晴れたら、実は大変な作業が待っております。。。
倉庫奥の庭が大草で大変なことに~~~

人生フルーツ。。。ほど遠いです

さあ、まだまだ続きます。
今日も、高知の小京都、四万十市中村の町家再生ブログにお立ち寄り頂き、ありがとうございます!!

京美人には程遠い日焼けで真っ黒のハンコ屋の店主の妻