小京都四万十市中村で町家を再生します!

小京都四万十市中村で町家を再生します!

はじめまして。
私たちは、四万十市で判子屋を営んでいます。
創業60年となり、主人が二代目として引き継いで今に至ります。

伝統や職人仕事が好きな我が家は、かねてから古民家に憧れを抱いていたのですが、この四万十市中村京町に素晴らしい京都町家造りの物件を見つけました。
築70年を超える建築物で、1946年の南海大地震後ほぼ町中壊滅状態だったそうですが、そんな中村に残る数少ない希少な物件です。
間口は狭く奥に長い、途中坪庭もあり走り庭が通っているという町家造りそのものです。
そこはゴザ屋を営んでいたそうで、一番奥には大きな作業小屋があり、さらにその先には果実の樹がたくさん植わった広い庭があります。とにかく長い物件に、初めて入った時の驚きと感動とワクワク感は、しばらく続きました。


そもそもは、私がリラクゼーションサロンを始めるために物件を探そうということになっており、『どうせなら、1階(判子屋)と2階(サロン)で一緒にできたら良いよね』と、そんな店用の賃貸物件を探していました。
たまたま見せて頂いたこの物件に、二人とも魅了され、今まで描いていたことが全て実現できてしまうのではないか、と頭から離れない物件となったのでした。
その日から、京都町家に関するあらゆる本を読み、京都町家再生の作事組さんに問い合わせをしてみたり、と町家の勉強が始まりました。調べれば調べるほどに魅力的で、四季を楽しみながら暮らすその暮らし方・考え方・生き方にまで共感する部分が多くあることがわかり、私たちの考え方と商店を営む暮らし方がここにある、という思いに達し、結果、めでたく物件購入までたどり着きました。

だいぶ傷んでいるところも多く、また、表もコンクリートの看板建築となってしまっているため、理想の趣のある町家に再生するのに、難題は山積みですが、これからそれも楽しんで改修していこうと思っています。


長くなりましたが、これからそんな町家再生の日々を綴った日記を記録として残していこうと思い、このブログを開設しました。

興味のある方や、今後町家の改修をするというような方々の参考にもなれたらと思います。(そこまでなれるかわかりませんが笑。
どうぞよろしくお願い致します。


あ~無事に出来上がりますように!!



店主の妻