大工さん登場!柱の補強です。

大工さん登場!柱の補強です。

皆さん 御機嫌よう
久しぶりの投稿は店主自らの執筆です。

春から始まった改修作業ですが、夏は兎に角暑かったのと連続台風と長雨で、殆ど作業が出来ませんでした。やっと涼しくなったので、これから少しずつ進んで行きます。 マア、元に戻ることは無いんでね。やればやるほど完成に近づくってことです。
九月の中旬のこと。大工さんに一階店舗部の腐食していた通し柱(一階から二階までずっと続く柱)、胴差(一階入り口側の太い横架材)、天井の小梁を補強し、更に三カ所に耐力壁を設置してもらいました。このような大がかりな作業は我々の手には負えません。大工さんでも一週間か十日くらい掛るのかな、何て思っていたら四日で仕上げてしまいました。流石ですね。

KIMG0623
材料がどしどし運ばれています。 木材は特産の幡多桧。有難いことに当地では桧がお手頃価格なのです。


二階の畳と床板を剥がしました。一階の天井が二階の床板という大和天井なので下がすぐに見えます。

朽ちた柱の横に新しい材を添えて打ち込んでいます。色々思う所がありますがこの仕様になりました。


一番の心配であった端の通し柱が腐朽してたところも補強してもらいました。これは前家主の方が防水の為に外壁をトタンで包んだ際、施工不良でつなぎ目に大きな穴が開いており、そこから雨水が侵入していたのです。


構造用を打ち付けましたが内側からしか作業が出来ないので柱が隠れる大壁のようになっていしまいました。ここは柱を見えるように加工して、合板の上にボードを打って漆喰を塗ります。胴差もシロアリの食害を受けていた部分を補強です。


この写真では分かり難いかもしれませんが、かなり変わったんです。
プロが一緒に作業してくれていると、こちらもやる気になって来ます。これまでは手探りで進めていたのですが、作業手順を教えてもらったり色々な意見も頂いたりで我々の仕事も少し早くなりました。

この調子でどんどん進めて行きたいな!