合気道初の審査会と証書 certificate of Aikido

合気道初の審査会と証書 certificate of Aikido

皆さんごきげんよう。

私が主席指導員を務めている中村合気会 子供・初心者向け教室の審査会を、去る六月九日に行いました。
審査員長は、副指導員の野地さんです。

審査科目は

  1. 大きな声で挨拶
  2. 自分で帯を正しく結ぶ。
  3. 背中を丸めずきれいな正座と手を置く位置。
  4. 首を曲げず正しいお辞儀。
  5. 構え。左右の半身。
  6. 前後の回転受身。
  7. 座り呼吸法  。

いつもグニャグニャしている甘えん坊の低学年達は、見たこともない真剣な面持ちで取り組み、高学年のお兄さんお姉さんは、下の子達の見本になるような格好いい姿で頑張りました。

帯の結び方に苦戦する子が半分いたのは想定内だったけど、ちゃんと出来ていた子も結び目が美しくないからと、自分からやり直しする熱心さにちょっと驚き。

正座とお辞儀もきれいに出来ました。首は曲げないようにね。

半身の構えの時に「右手はどっちやったっけ?」と聞こえたのは気のせいかな。

前後の回転受身はもう少し改善が必要な子がチラホラいたけど、頑張ったのでよし。

座り呼吸法も丁寧でした。

という訳で今回の審査の結果は、皆さん合格です!

今までは『合気道風体操教室の生徒』でしたが、今日から晴れて合気道修行者として認められます。
武道の道は長く終わりのない道ですが、ゆっくりでも着実に、焦らず、一歩ずつ歩んで行きましょう。必ず前に進みますから。

私自身もみんなと一緒に少しずつでも成長出来るよう、これからも頑張ります。

審査の後は証書の授与式。みんないい笑顔でした。

みんな良い顔!

これからも一緒に頑張ろうね。

ではまた。

と終わらずに

ここから先は証書のお話 (基本的に自己満足)

一枚ずつ手書き、しかも『指導者自ら手彫り手仕上げ(ここ重要)で作ったハンコ』を押した証書を発行する道場は全国、いや世界でも当道場以外には無いでしょう。

しかも全てにおいてコダワリ抜いております。
使用する紙には、重厚感や頑張って手に入れた感を出すため少々厚みとハリが欲しい。
普通の賞状用ケント紙は固く重いけど、白すぎるしツルツルして墨のカスレが出ないのと繊維感が無くて触った触感が冷たい。やはり使うなら洋紙より和紙が断然良い。と言う事で厳選した土佐和紙と越前和紙の二種類に決めました。なぜ種類を変えたかと言うと、子供たちに小さな変化に気付いてもらいたいから。観察眼と注意力を養うのも武道の稽古だよね。

ハンコはもちろん手彫り手仕上げ(過去記事を参照してください)
本部道場のハンコと同じくらいの大きさ。デッカイハンコって有難さが増すよね。
ちなみに天皇陛下の御璽は9センチ角の黄金だって。流石だね。
でも、うちも負けてないよ。ゴールデンウッドと呼ばれるヒバだもの。それも樹齢三百年。
あと、こればっかりは比較がないので全然気づかないと思うけど、朱肉も上質のものを使っています。赤すぎては軽いのでちょっと濃目の色合いのを使いました。朱肉を使うのは当然で、こんなところに赤のスタンプパッドで捺印ってないだろ、と自分なら思うけど、案外あるんだよね。赤けりゃ良いって人が。それは全く違います。

名前は大きく。賞状や証書に自分の名前が大きく書かれると嬉しいじゃない。パソコンのフォントで一センチ角くらいので『印刷』されたのなんか要らないよね。ちゃんと書こうね。
しかも文字は楷書ですよ。
行書が正式と勘違いしている方が時々いらっしゃいますが、こういう時は楷書。楷書の方が格上なの。
なんて偉そうに言っても下手だなあ。
あーもっと字の練習しないと。ハンコの字入れは書き直し出来るからいいけどね。これは一回勝負。間違えたら全部やり直し。
何枚やり直したことか。

ちなみに墨は墨汁を使わず塊を磨ってます。墨の粒子が紙に散らばって広がったり滲んだりするので、文字に立体感が生まれるんだよね。墨汁だとぺったり均質の真っ黒になってしまうのでやっぱりこれも味が無くなる。分かるかな~?分かって欲しいな~。

宛名書きはやり直しが出来ないのだ。緊張した…。

妥協をせず作り込んだ証書に込められた気持ちは子供たちの心に響いてくれたようで、後日保護者の方々からすごく喜んでいた、自慢したいと言っていた、など反響のご連絡を頂きました。嬉しいねえ。冥利に尽きるとはこのこと。

そして紙質の件は、渡した後直に気が付いてくれて、どう違うのか?産地はどこか?と色んな質問をしてくれました。

そんなこんなで、私も合気道をしたい!こんなカッコイイ証書が欲しい!!という方は是非ご参加ください。老若男女問いません。

四万十市安並 武道館 毎週金曜日 午後六時半から七時半まで。 いつでも見学に来てくださいね。

ではまた。