リンゴのスプーンが仕上がりました。そしてコルロースも。

リンゴのスプーンが仕上がりました。そしてコルロースも。

皆さんごきげんよう。

先日から作っていたリンゴのスプーンが仕上がりました。
先端にはコルロースという彫込み模様と文字の彫刻をして、この三本は十年来の友人のもとへ旅立ちます。

コルロースのやり方は簡単だけど、一回勝負で失敗すると作ったスプーンまでオジャンになってしまうので結構緊張します。
作業手順は
彫り込み面をよく磨いて平のつるつるにしておく。
そこへナイフで刻みを入れて、カーボンを刷り込み着色(というか沈色?)。刻む際のナイフの角度を一定にせずV字の溝になってしまうとカーボンが乗らないので注意が必要です。
刷り込んだ後、ボタンやボールペンなど硬いもので擦って刻みの蓋をします。
その上にオイルを塗ってコーティングをして出来上がり。

リンゴかじり坊や。これは気楽に。

オイルを塗ると色素がはっきり綺麗に出てきます。
もう一本は網目模様。のつもりで描いたけど網が重なってなかった。

コルロースといえば網目模様

もう一本は漢字を陰刻。漢字を彫るのは本職なので失敗するとカッコ悪い。また別の緊張感がある…。

スプーンにすると何の木かわからなくなるので林檎と削っときました。

小谷印判店ではスプーン作りワークショップを開催しています。
削り出しのままでもよし、模様を入れてもよし、色んな表現を試して世界に一本のスプーンを作りませんか。

次の開催は 4月10日日曜日、高知県黒潮町入野にあるお宿 「黒潮の家」です。
参加費は ①お箸づくり2,200円 ②スプーン作り3,800円 対象 中学生以上(保護者の方もご一緒にご参加をお願いします。)
傷害保険料300円(任意)です。是非ご参加ください。
材料の準備の関係上、事前にご予約いただければ幸いです。お問い合わせは下記フォームにお願い致します。

ではまた。