検印シリーズ

検印シリーズ

皆さんごきげんよう。

雨ばかりで鬱陶しい毎日ですね。古い書籍の検印シリーズ再開です。
昭和22年に発行された長塚節(ながつかたかし)全集の検印です。

角印に樵(きこり)。

朱肉の付き具合を見ると、おそらく石印材じゃないだろうか?それもハンコ屋ではない人が彫ったような風合い。長塚節は大正四年に亡くなっているので親族か発行者が押したんだろうけど、なぜ樵なんだろうか。発行者は河出孝雄さんだし、親族なら当然長塚だろうし。
もしかしたら、長塚が生前に自分で彫った雅号印とか。
いつか彼の出生地で文業を検証している常総市に聞いてみよう。

ではまた。

実印、銀行印、ゴム印等、印鑑のお問い合わせは四万十市小谷印判店まで。