四万十市武道祭 ②土佐直伝英信流

四万十市武道祭 ②土佐直伝英信流

皆さんごきげんよう。
すっかり間が開いてしまって、今更だけど四万十市武道祭の続きです。

合気道が終わった後、相撲と太極拳があって、その次は土佐直伝英信流でした。

初めに奥宮さんと遠近さんによる組太刀演武を行いました。
組太刀とは、二人一組で木刀を持って、気合とともに打ち合い額や首筋に寸止めをする攻防の型で、刀の捜査に習熟した五段以上になった者が伝授される難度の高い技。
今回は先年に五段に昇段した遠近さんと、今年の春に五段に昇段した奥宮さんの披露演武です。

我が英信流の出番は開始一時間後くらいでしたので、観客の皆さんは少し中だるみして、ざわざわしていました。
ところが、奥宮さんの「エェーイ!」と言う気合とともに振り下ろた木刀、それを「ヤアァー!」と受ける遠近さん、二人の木刀がぶつかり合って、カン!!と音が響くと、会場が水を打ったようにピタっと静まり返りました。

その後約十分間、物凄い気迫で会場中を圧倒して、演武終了後には自然と大きな拍手が起こり、その拍手が鳴り終わる前に、次は我々の演武の出番です。
正座から始まる技を十本、先生の号令と供に皆一斉に披露して、それが終わったら再び拍手喝采。

我々の出番は終わり、我々は控室に戻って一息ついていると、観覧の方が数名入ってこられて「さっきの演武はとても良かった。見入ってましたよ。」とわざわざ感想を伝えてくれました。

前の演武会から比べると,我が英信流の会員は倍増して、皆それぞれに十分稽古を積み実力も上がっているので、我々も今回は確かな手ごたえと自信をもって披露できた結果です。

(演武最中の写真が撮れなかったので文章のみですみません。伝わったかな。)

と言う事でこの記事を読まれて、英信流居合にご興味を持たれましたら、毎週水曜日と土曜日 夜七時から、四万十市安並の武道館にて稽古をしていますので、是非ご見学にいらしてください。

よろしくお願いいたします。

ではまた。