一本歯下駄を作ってみた。

一本歯下駄を作ってみた。

皆さんごきげんよう。
『おしゃれは足元から、武術も足元から』と言う事で一本歯を作ってみました。

一本歯下駄と表記したが『一本歯』が正しい。
さてこちら、一本歯の一作目。

適する寸法が良くわからなかったので取り敢えず持っている材料をそのまま使ってみた。板は高さ25㎝、幅9㎝。自分の足のサイズが24センチなので少し長めに作った。

三センチ下がったところに鼻緒を通す穴を開けたんだけど、場所はサンダル風に中心を外した左右非対称。どうなんだろうかやっぱり真ん中にあるほうが良いのかな。

歯の高さは9.3㎝。板を3ミリ削ったので実質9㎝。板の中心に歯を差した。実際履くと歯の位置は土踏まずがあるくらいの場所。

歯が折れるのを防止するために前後を三角トラスで補強した。

履いてみたところ、やっぱり9㎝はちょっと高くて怖い。先輩曰く、若いころ一本歯を履いて散歩中にバランスを崩して足首を捻り大変な思いをしたから高いのは気をつけろとの事。
聞いて怖くなった。この高さは初心者向けではない。

鼻緒もこだわってみた。
と言う事で翌日さらに二足目を作った。

今度は幅11㎝、長さ20㎝足。踵が少し出るように短くした。下駄にしろ雪駄にしろ、踵が少し出るのが良いみたい。それで今回の歯の高さは5㎝にしてみた。その結果、重心の位置は母指球より下がった所に来るので少しだけつま先側の重心になる。

履いた感覚では、やはりこのくらいの高さが丁度いい。それと重心の位置はやはり少し前気味の方が良いみたい。バランスを崩した時には前にカクンと落ちるのだが、歯が低いお陰で前部分で支えられるので安全だった。

一作目は取り置き。多分後で歯を短く切るだろう。
二作目は歯にクッションを貼って室内用とする。
もう一足作って散歩用にしよう。

朝のウォーキングに一本歯は如何ですか。

『取り敢えず履けるトレーニング用一本歯』で良ければ当店にご相談ください。

ではまた。

最後に、土佐直伝英信流中村支部のご紹介はこちら

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