皆さんごきげんよう。
居合仲間のひろきっちゃんが、道場にミクロネシア連邦の高校生を引き連れて来てくれました。
何でまたミクロネシアから!?と思ったでしょう。高知県とミクロネシア連邦は、19世紀末に高知市出身の森小弁氏が日本人として初めてミクロネシアに渡って以来100年を超す交流の歴史があります。我が四万十市では市内の病院が医療機器を提供するなどして、近年更に濃い繋がりが出来ているのです。
昨年は大統領が四万十市を訪れてくれて市を挙げての大歓迎会をし、今年はそれに続いて民間交流を深めようと、ミクロネシアの各年代十数名がやって来て、四万十市内の家庭に宿泊しながら様々なことを体験してもらう事業が実施されました。
で、その中の高校生三名が、我らがひろきっちゃんチに泊まることになったのです。
当支部には『ちょっとでも居合に興味が有る者は必ず稽古に参加させること』という厳しいオキテがあって、このお三方もそれに従って道場に連れてこられた、という訳。
しかし、ミクロネシアの言葉って何なんだろうか?島ごとにいろんな言葉があるみたい。英語は少し出来ると聞いていたけど、頼みの綱のリチャード君とトム君はこんな日に限って休み。グーグル翻訳でやってみたもののクロネシアの皆さんには申し訳ないけどマイナー言語はちょっと出てこなかった。。
そんなマゴつく我々を見かねた御年七十〇歳の奥宮さんが、完璧な幡多弁でよーしゃなく会話するという荒業を披露してくれましたら、なんと普通にわかってくれて、それからは奥宮さんを見習って幡多弁での指導の下、皆さん楽しく稽古が出来たようでした。
やっぱり国際交流の基本は真っすぐな心なんだなあ。


後日、交流事業の担当者さんがひろきっちゃんに、居合の稽古に参加できたことが一番心に残ったと言っていたと伝えてくれたそうで、我々も一安心でした。
いつかミクロネシアにも土佐直伝英信流の支部が出来たらいいな。
ではまた。