蛇王権現

蛇王権現

皆さんごきげんよう。
そろそろ四月でもう忘れかけているかもしれませんが、今年、令和七年は巳年つまり蛇年ですよね。
なんと以前ハンコのご依頼を受けました蛇王神社には参拝者が急増しているそうです。

以前の記事大名鹿の蛇王神社

そこの宮司をしているおじさんから、追加でご注文を頂きました。

以下幡多弁

「小谷君よ、またハンを作ってくれんかの?」
「どんながです?」
「御朱印帳につくハンよ。今度は蛇王権現いうがが欲しいけん、こしらえてくれんかの?それを二つ。白い字での。」
「わかりました~!いつまでです?」
「3日あったら出来るかの?」
「また早い…。」

という訳で今度は権現様のハンコです。

このハンコは参拝者の前で押すのかな、と思って今回はちょっと持ち手に細工をしてみました。
白蛇の鈕を彫ったのです。
白蛇ハンコを押すところを見てもらえたら、きっと楽しいだろうなあ。また人気が出るぞぅ。

はんこの持ち手部分が、つまむように変形しているところを鈕(ちゅう)と言います。昔々のハンコとか、現代なら篆刻で使う石印材でお高いものに鈕を彫っているのがあるくらいの、知る人ぞ知る珍しい細工。だって面倒だもの。と言うのを今回はやってみました。国宝の金印の『漢委奴国王』の上部分も蛇の鈕を彫ってるんですよ。

かわいい白蛇

期日だけは厳しいけど、他は自由にやらせてもらえるので、三日後までに印面含めて頑張って作りました。

「おう、出来ちょうかの。」
「出来ましたよ~。これ見てください白蛇。可愛いでしょう。」
「エイ字やにゃあ。」
「有難うございます!この蛇もいいでしょう?」
「ほんならまた頼むけんの。有難う。」ガラガラ ピシャ(扉を閉める音)

心の声「…何か言ってチョーダイナ…。」

ではまた。

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