きれいになった四万十川

きれいになった四万十川

四万十川では特産のアオサノリが、去年に続き今年も殆ど収穫できなかったそうだ。
スジアオノリは数年前から数閣僚は激減、最盛期の十分の一以下しか収穫されてない。
原因は色々あるが、川の水質が良くなりすぎたことも一因としてあるそう。
昔に比べて、下水が流れなくなったのでリンの量が減ってそれを餌とするプランクトンが減り、プランクトンを食べる魚が減り、魚が砂をかき混ぜなくなったので川底に砂が積り、砂があるので水草の種が岩に付かない。
当然もっと複雑に絡んでいるが、簡単に言えばこういうことらしい。
漁師さんは「水が奇麗になって環境が良くなるがは良いことかもしれんけどね…。」とつぶやいていたが、それは本当に環境が良くなったと言えるのか。
川エビ、ツガニの漁獲量はどんどん減って、アユは養殖稚魚を放流しているし、アオサノリやスジアオノリも殆ど採れない、川の両岸の山々はヒノキの植樹林。
奇麗な四万十川とは一体何なの。